苫小牧から4チーム、全道大会に挑む あすから、千歳市などで開催

ワンチームを合言葉に臨む拓凌

 第49回北海道ミニバスケットボール大会兼第55回全国ミニバスケットボール大会北海道予選会が12日、千歳市などで開幕する。苫小牧からは第49回北海道大会代表選考を兼ねた、第45回苫小牧民報杯争奪秋季ミニバスケットボール大会で優勝した男子の沼ノ端と2位のHOOP JAM、女子で優勝の拓凌と2位の若草MBCが出場する。

 競技は14日までの日程で、男女各32チームが頂点を競う。優勝チームは3月に東京都で開かれる全国大会に進む。

 男子の沼ノ端は「全員で一丸となって戦いたい」と士気は高まっている。

 リバウンドと高い攻撃力を武器に市内大会でトップを走ってきた。夏の全道大会で付けた「自信」を力に、指導する中村元輝ヘッドコーチは「苫民杯では強みを生かしながら全員が最後まで走り切って勝つことができた。さらに成長した選手らのプレーに期待したい」と話した。攻守で核を担う丸山那央主将(ウトナイ小6年)は、掲げる全道制覇の目標へ「みんなで力を合わせて勝ち上がっていきたい」と闘志を燃やした。

 女子で優勝した拓凌は、拓勇小、拓進小の26人の児童が所属する、昨年4月に創設された新チーム。選手層が厚く、体格を生かした当たり負けしないプレーが特徴だ。

 水本秀輝監督は苫民杯を振り返り、「全員で守り、声を掛け合ってワンチームで勝ち上がった」と話す。山田楓佳主将(拓進小6年)は「最後まで諦めず、みんなで声を掛け合いながら優勝を目指して臨みたい」と力を込めた。

 男子の準優勝HOOP、女子の同じく若草MBCも意気込みは十分だ。HOOPの吉田十志文ヘッドコーチは「打倒沼ノ端で練習を積んできた。6年生を中心に上級生の伸びが大きく、苫民杯でも力を出してくれた」と話した。他チームに比べて平均身長が低いが、「小さいことを生かした戦術で戦う。どこにも負けないスピードと団結力を武器に全道でも頑張ってくれたら」と期待を寄せた。

 チームを率いる橋瑛都主将(拓進小6年)は試合の展開をつくる司令塔ポジション。目標の全道ベスト8に向け「持ち味を生かして一戦ずつ全力で臨みたい」と目を輝かせた。

 一方、若草はこれまで札幌遠征などを行い、”武者修行”を重ねて力を付けてきた。指導する小泉健太ヘッドコーチは「全道大会に出るからには、頂点を目指して戦いたい。挑戦者として一つずつ勝利を目指す」と話した。

 攻守でオールラウンダーの小泉梓主将(若草小6年)は「チームの気持ちを一つにして、一試合ずつ全力で挑みたい」と語った。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る