23年 交通事故死者2人 苫小牧署 前年と並び最少

 苫小牧署の交通事故統計(速報値)によると、管内(東胆振1市4町)の2023年の死者は2人で、道交法が施行された1960年以降最少だった前年と並んだ。人身事故も前年比16件減の387件で、このまま確定すれば統計が残る66年以降で最少となる。

 死亡事故2件はいずれも苫小牧市内で発生した。1件目は8月18日、錦岡の市道で軽トラックが中央分離帯の街路樹に衝突し、運転していた80代男性が死亡。22年6月12日から続いた市内の死亡交通事故ゼロが最長の432日で止まった。2件目は10月28日、丸山の国道で乗用車同士が正面衝突。対向車線にはみ出したとみられる車を運転していた50代女性が命を落とした。

 人身事故発生件数が前年を下回るのは2年連続。市町別では、苫小牧市338件(前年比33件減)、白老町32件(同20件増)、安平町8件(同1件減)、むかわ町6件(同1件減)、厚真町3件(同1件減)。

 事故類型別では、「追突」が137件(同2件減)で最多。「出合い頭」71件(同5件減)、「正面衝突」8件(同4件減)だった。19~21年の3年連続で死者4人を出した「人対車」は50件で、前年から7件増えたが22、23年とも死者はなかった。「自転車対車」は前年比6件増の55件だった。

 過失割合が大きい「第1当事者」の違反別では、脇見運転などの「安全運転義務違反」が251件で全体の約6割を占めた。以下、「一時不停止」36件、「歩行者妨害」27件、「信号無視」15件。第1当事者の年齢別では65歳以上が107人(前年比13人増)で、全体の2割を超えた。

 同署は事故データを分析し、22年は歩行者妨害、23年は速度超過の取り締まりを強化。高齢ドライバーの運転免許証の返納相談にも積極的に応じ、23年の65歳以上の自主返納は470人に上った。伊藤昌彦交通1課長は「警察の取り組みだけでなく、市民の交通安全活動も事故減少の一因とみられる。引き続き連携を図り、事故を減らしたい」と話している。

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