千歳市で次世代半導体製造工場を建設中のラピダス(東京、小池淳義社長)は22日、同市千代田町に千歳事務所を開設した。本社の出先機関となる北海道では初の常設拠点で、地元との連携や人材採用の強化に役立てる狙い。小池社長は「地元とのコミュニケーションを密にし、問題点がないか把握していく」と力を込めた。
千歳事務所は、JR千歳駅から南西に延びる駅大通沿い2階建てビル、延べ床面積約720平方メートルを借りて開所した。当面は従業員15人体制の想定で、工場で試作ラインの稼働開始を予定する2025年には30人体制となる見通し。北海道における窓口として、地元企業との面談や採用の業務などを行う。
東哲郎会長、小池社長、千歳市の横田隆一市長らがテープカットのセレモニーを行った。東会長は「私どもにとって出発点」と強調し、「地元からの要望に応えられるよう対話、会議をできるようにする。工場ができた後も続けていきたい」と説明した。
同社は次世代半導体量産に向けて人材採用を強化する中、小池社長は「月々30人ぐらいが応募いただいている」と明かした上、「やはり重要なのは地元の方々」と強調。同事務所で地元の関係者と連携する必要性を示した。
一方、道内でも人手不足が深刻化しており、「われわれだけ独占することが、良いこととは思っていない」とも説明。「高専や大学に入る前の方に、われわれがどんな半導体を目指しているのかなど、しっかり理解していただく。フェアにきめ細かい採用、人の育成をやりたい」と述べた。
横田市長は「地元としても待ち望んでいた」と事務所開設を喜び、「道路、上水、下水道と受け入れ環境に万全を期す。いっそう連携を密にし、(同社の事業が)円滑に進むよう後押しする」と意欲を見せた。
















