休廃業・解散2780件 昨年の道内企業 倒産の10・3倍 調査開始以降最多 商工リサーチ

休廃業・解散2780件 昨年の道内企業 倒産の10・3倍 調査開始以降最多 商工リサーチ

 東京商工リサーチ北海道支社は、2023年(1~12月)の道内の休廃業・解散企業動向調査結果を発表した。休廃業・解散企業は2780件に上り、前年に比べ464件(20・03%)増加。調査を開始した00年以降では最多となった。

 23年の道内の企業倒産は269件。休廃業・解散企業数は、倒産企業数の10・3倍に上った。

 産業別では、飲食業や娯楽業などを含む「サービス業・他」が最多の1050件で、全体の37・8%を占めた。これに小売業(441件)、建設業(436件)、卸売業(195件)、不動産業(191件)が続いた。

 休廃業・解散した企業の代表者の年齢は、70代が353社で最も多い。以下、60代(178社)、80代以上(163社)の順。1961社は「不明」だった。

 業歴別では、「10年以上20年未満」が全体の24・1%で最多。次いで「30年以上40年未満」(19%)、「20年以上30年未満」(16・4%)が続いた。

 休廃業・解散する直前期の決算では、23年は当期損益(最終利益)の黒字を計上した企業は55・4%。赤字を計上した企業は44・6%だった。

 休廃業・解散した企業の従業員数は、判明分で5683人。前年に比べ1・8%増加した。

 同支社では「政府などによる企業支援は大切だが、抜本的な事業再構築を伴わない安易な延命は負債の増大を招き、取引先や従業員に影響を広げるもろ刃の剣になりかねない」と指摘。コロナ支援策が一服し、23年以降はコロナ融資の返済開始、原材料や人件費の高騰、円安など企業を取り巻く環境は目まぐるしく変化していることを説明。24年も「代表者の高齢化や後継者不足などを理由に、休廃業・解散企業が増えることが懸念される」と予想している。

 調査は、同社が保有する企業データベースから、「休廃業・解散」が判明した企業を抽出して集計、分析した。

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