山崎監督や当事者が登壇 シネマトーラス 「ヤジと民主主義 劇場拡大版」舞台あいさつ

山崎監督や当事者が登壇 シネマトーラス 「ヤジと民主主義 劇場拡大版」舞台あいさつ
やじ排除問題について語る(右から)山崎監督、桃井さん、大杉さん

 北海道放送(HBC)のドキュメンタリー番組を映画化した「ヤジと民主主義 劇場拡大版」の舞台あいさつが20日、苫小牧市本町のシネマトーラスで行われた。映画は道警のやじ排除問題を扱った作品で、山崎裕侍監督や当事者が「問題を道民で共有できれば」と語った。

 映画は、2019年7月に安倍晋三首相(当時)がJR札幌駅前で応援演説中、やじを飛ばした男女2人が道警警察官に腕や肩をつかまれて移動させられたり、長時間つきまとわれたりした問題を扱っている。

 同映画館では同日、上映が始まり、舞台あいさつに市民ら約50人が参加した。

 山崎監督(52)はHBC報道部でデスクを務め、「(やじ排除問題は)裁判が続いており、現在進行形の問題。映画であったようなことは日本各地で起きている」と語った。来場者が「道警の警察官で反発している人や『おかしい』という意見は出ていないのか」と質問すると「警察の中にも『おかしい』と思っている人は少なからずいる」と明かした。

 やじ排除問題の当事者で道を相手に損害賠償請求訴訟を起こしている大杉雅栄さん(35)と桃井希生さん(28)も登壇。桃井さんは「北海道で起きた問題なので、道民に知ってもらい、共有したい気持ちがある。(きょうは)たくさんの人に見ていただきありがたい」と述べ、大杉さんは「問題に取り組む中で傷つくこともあるが、絶望せずマイペースでやっていきたい」と語った。

 小樽市から訪れた会社員松田智香さん(49)は「警察や政治家の滑稽さや恐ろしさを感じた。おかしいことに声を上げられないことは、すべての人にとって問題です」と話していた。

 同映画は2月2日まで、シネマトーラスで上映予定。

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