標本の価値や役割学ぶ 市美術博物館大学講座

標本の価値や役割学ぶ  市美術博物館大学講座
ヒグマの毛皮標本を紹介する江崎学芸員

 苫小牧市美術博物館大学講座「標本ってオモシロイ!~作って、調べて、残して」が20日、同館で開かれた。受講生73人が、自然史担当の江崎逸郎学芸員の講義を通じ、館内で保管されている標本やその価値に理解を深めた。

 哺乳類や植物、魚類、化石など4万2472点の標本を集める同館。江崎学芸員は、ヒグマの●【92a8】製やコマッコウの骨格標本などについて、写真を見せながら紹介した。中でも絶滅危惧種2類のタガメの乾燥標本の解説では「北海道での採集記録は4件あるが、そのうち2個体は苫小牧で発見されたもので、同館に保存されている。貴重な記録です」と強調した。

 標本の価値に関しては、新種の証拠になる▽自然を明らかにする証になる▽教育・教養に資することができると説明。現在、市美術博物館が取り組んでいることとして、湿地性生物の採集・標本作り、既存の標本の再整理・デジタル化、標本の価値向上を挙げ、「同館のボランティアに登録し、一緒に標本を楽しみませんか」と呼び掛けた。

 このほか、採集や標本に用いる道具や立体乾燥標本の作り方を伝えた。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る