自民党の堀井学衆院議員(比例代表道ブロック)は27日、登別市の市民会館で記者会見を開いた。同党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、自身が所属する安倍派から2196万円のキックバック(還流)を受けていたことを認め、「政治不信を招いたことについて国民、道民、胆振日高の有権者に深くおわび申し上げます」と謝罪した。
堀井氏は、還流額の内訳を2018年482万円、19年628万円、20年436万円、21年650万円と明らかにし、22年はノルマの不足金2万円を安倍派に支払ったという。使途については「事務所の経費やランニングコスト、会合に参加する経費に充てられていた」と述べた。29日以降、政治資金収支報告書を訂正する意向を示した。
還流は安倍派から秘書に通知があり、事務所に支払われた。還流金の受け取り方法について堀井氏は「事務所にいた秘書が代わり、次の人生を歩んでいる。すべての責任は私。それぞれの事実があり、答えることは差し控える」と説明を拒んだ。不記載の原因としては「事務所の経費がかかり、厳しい環境にあった。甘えが生じたことで多額の不記載となった」と述べた。
派閥からの還流に気付いたのは17年ごろで、派閥全体で行われていたため違法性は認識していなかったといい、「ルールとしてあるものとの認識だった。理解度が足りなかった」と釈明した。
堀井氏は進退について、現時点で離党や議員辞職をせず、議員活動を続ける方針を示した。「自民党の支部や後援会から意見を伺いたい」と述べながらも、「与えられた任期の間、政治不信を招いた政治家として、信頼回復に努めたい」と力を込めた。
















