道内のIT企業などでつくる北海道IT推進協会は、「北海道ITレポート2023」を発表した。22年度の道内IT産業の売上高(推計)は前年度比4・8%増の5329億円と過去最高となった。23年度も同3・8%増の5533億円と推計され、さらに最高を更新する見込みだ。
22年度の業績については、「増収」が全体の66%を占め、「減収」(23・1%)を42・9ポイント上回った。
増収企業のプラス要因(複数回答)は、「道内受注量の増加」が57・1%で最多。これに「首都圏受注量の増加」(38・1%)、「新規顧客の開拓」(31・7%)が続いた。
一方、減収企業のマイナス要因(複数回答)は、「道内受注量の減少」(45・5%)が最も多い。以下、「人手不足」(38・6%)、「取引先の減少」(20・5%)の順。
22年度の総従業者数は前年度比1・1%増の2万3261人。全従業者に占める女性の割合は25・6%、外国人は1・1%だった。
採用状況では、新卒採用については「計画通り(またはそれ以上)に採用できた」と回答した企業は38・9%で、「計画通りに採用できなかった」企業(22・3%)を上回った。逆に中途採用については、「計画通りに採用できなかった」(39・9%)が、「計画通りに採用できた」(16・6%)を上回った。
離職率に関しては、30・2%の企業が「0%(離職者ゼロ)」と回答。一方、離職率2%以上の企業も56・1%と半数を超え、離職率は高い傾向が続いている。
不足している業務部門(複数回答)では、SE(システムエンジニア)が74・6%でトップ。これにプロジェクトマネジャー(44・4%)が続いた。
経営課題(複数回答)では、「人材の確保・育成」(73・4%)が最多だった。
レポートは、道内に事業所があるIT企業885社を対象に昨年秋に実施した実態調査を基にまとめた。194社から有効回答を得て、有効回答率は21・9%だった。
















