大相撲初場所千秋楽の28日、東関脇琴ノ若(26)=本名鎌谷将且、千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=の大関昇進が確実となった。日本相撲協会審判部が昇進を諮る臨時理事会の開催を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、理事長もこれを了承。31日の春場所(3月10日初日)番付編成会議と理事会を経て、正式に昇進が決まる。
母方の祖父が元横綱琴桜、父が師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の琴ノ若は新関脇だった昨年9月の秋場所で9勝を挙げ、11月の九州場所は11勝。今場所は13勝の好成績で横綱照ノ富士との優勝決定戦に進み、昇進の目安とされる三役での直近3場所の合計33勝に到達した。
新大関の誕生は、昨年の名古屋場所後の豊昇龍以来。佐渡ケ嶽部屋からの大関は2011年秋場所後の琴奨菊(現秀ノ山親方)以来で、千葉県からは1955年秋場所後の松登以来となる。

















