半導体セミナーに220人 ラピダスへの関心高く 道主催

半導体セミナーに220人 ラピダスへの関心高く 道主催
ラピダスの取り組みを説明する清水敦男専務

 半導体関連産業への参入促進に向けた道内初の「ビジネスマッチングセミナー」(道主催)が29日、札幌市内で開かれた。千歳市に進出したラピダス(東京)への関心の高さから半導体関連への参入や取引を目指す道内の関係者80社・100人が詰め掛けた。オンラインでも120人が参加した。

 冒頭、道の中島俊明経済部長は「ラピダス進出のチャンスを最大限に生かし、半導体の製造・研究・人材育成が一体となった複合拠点の実現を図り、効果を全道に波及させたい」とあいさつ。次世代半導体の開発・製造を目指すラピダスの清水敦男専務執行役員は「次世代半導体プロジェクトについて」と題し講演した。

 清水専務は、人材の育成、顧客が設計した設計図に基づき製品を造る(ファウンドリー)企業としての最終製品・産業の創成、人間社会と半導体製造のサステナビリティーを目指すグリーン化技術という経営理念を説明。

 日本に2ナノメートル(ナノは10億分の1)世代の電子機器の「頭脳」を担うロジック半導体の製造拠点をつくると強調。「現在、米国で当社の研究者100人がIBMエンジニアと一緒に世界初の半導体チップの開発に取り組んでいる」と述べ、2027年に量産化が始まるとの考えを示した。

 石狩から苫小牧までをDX(デジタルトランスフォーメーション)、GX(グリーントランスフォーメーション)の先進的な集積地にする「北海道バレー構想」にも触れ、「このビジネスが進めばメードイン北海道の製品が世界中に送られる。この事業を機に北海道の皆さまにもラピダスの事業をどう生かし発展するかを一緒に考えていただきたい」と呼び掛けた。

 続いてFJコンポジット(千歳市)の津島栄樹社長ら道内で半導体装置製造や設計などを手掛ける3社のトップが事業内容を紹介。会場では参加者との商談交流会も開かれた。

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