大相撲の横綱審議委員会は29日、東京・両国国技館で初場所後の定例会合を開き、3場所連続の休場から復帰し、昨年5月の夏場所以来、9度目の優勝を果たした横綱照ノ富士の復活ぶりを称賛する声が上がった。
千秋楽の本割で霧島、決定戦で琴ノ若に快勝した内容について、記者会見した山内昌之委員長は「横綱の責任感と使命感が改めて発揮された。立派だった」と評価。初場所も休場なら、何らかのコメントを出す方針だったが、「後ろ向きなことは語らなくていい」と述べた。
綱とりに挑んだ霧島は11勝止まり。山内委員長は「再び横綱にチャレンジしてほしい」と奮起を促した。大関昇進が決定的となった琴ノ若については、「さらに上を目指す足掛かりを得た」と言い、期待を寄せた。

















