自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、堀井学衆院議員(比例道代表ブロック)の記者会見を取材するため27日、登別市民会館に向かった。開始時間の1時間前に到着したが、多数の報道陣が建物内に集まっていた。
だが、堀井氏の秘書から、1時間半の予定だった会見時間を30分に、質問は1社2問までと言われた。2196万円のキックバック(還流)を受けた詳細を聞くには時間が足りな過ぎる。
会見が始まると、堀井氏は「政治不信を招いてしまった」と頭を下げた。一方で、現金の受け取り方法については「秘書が退職した」との理由で説明を避け、質問が続く中、約50分で打ち切った。
この後、道9区支部の関係者向けに非公開の説明会を開き、終了後に取材に応じたが、主張は変わらなかった。今後、同市以外でも支持者らに説明する場を設ける意向を示したというが、事実確認を求める声に対し、自身の行動を丁寧に話すべきではないか。(室)









