南野、強敵の攻略イメージ

南野、強敵の攻略イメージ
イラン戦を前に調整する南野=2日、ドーハ(時事)

 【ドーハ時事】サッカーのアジア・カップで3大会ぶりの優勝を狙う日本代表は、3日午後2時30分(日本時間同8時30分)から準々決勝でイラン代表と対戦する。3―0で退けた前回大会準決勝以来の顔合わせ。当時、全得点に絡んだ南野(モナコ)は「相手には因縁の思いがあると思うが、負けるわけにはいかない」と力を込めた。

 5年ぶりの再戦。「意外と世代交代せずに、前回対戦した選手が半分くらいいるという印象。でもスタイルは、よりボールをつなぐ感じ」。球際で荒々しくぶつかってくる点も注意点に挙げた。

 前回対戦では南野の奮闘から試合が動いた。0―0の後半。左サイドを抜け出すとペナルティーエリア付近で倒された。審判にノーファウルを主張する相手には目もくれず、すぐに起き上がってボールを追い、先制点を導くクロスを通した。

 倒されると大げさに痛がって反則を求める選手が多い中で、南野が見せた勇姿に胸を打たれたファンは多かった。その後は2点目につながるPKを獲得し、終了間際に奪った3点目にも絡んだ。

 今回は互いに中2日の日程だが、相手は120分を戦い抜いた後の一戦。前半を0―0で折り返せれば日本に利点は多い。「後半、相手はどうしても崩れるところはあると思う。そこをうまく突けるかが一つのカギになる」。攻略のイメージはある。再び主役となれるか。

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