ペットと避難考える 苫小牧市防災ボラ研修交流会

ペットと避難考える 苫小牧市防災ボラ研修交流会
ペットとの防災について学ぶ参加者

 苫小牧市ボランティアセンター(ボラセン)は3日、市民活動センターで防災ボランティア登録者研修交流会を開いた。市内の愛玩動物看護師で、ペットの危機管理に詳しい吉成しおりさんが講話。「ペットがいるからと避難をためらっている人を助けようとして別の人が被害に遭う事態を防ぐためにも、同行避難は大切」と訴えた。

 吉成さんは、市内でペットの訪問介護事業を手掛ける「ライラのしっぽ」を運営。災害支援動物危機管理士の資格を持ち、災害支援チーム・動物支援ナースに所属して啓発活動にも力を入れている。

 研修交流会には、ボラセンに登録する防災ボランティアら約50人が参加した。

 吉成さんは、統計上では犬猫の飼育頭数が15歳未満の人口を上回っており、防災を考える際にペットを切り離して考えることは難しいと指摘。国もペットを連れた同行避難を推奨しているとした上で、被災者が避難所でペットを飼育する「同伴避難」についてはスペースや鳴き声による騒音、臭い、アレルギーの問題などの課題も多く、過去の被災地でもトラブルが起きていると説明した。

 トラブル回避へ餌や水、トイレ砂、ペットシートなどの備蓄に加え、適切なしつけやダニ予防、抜け毛対策といった備えが重要であることを強調。日ごろから町内会活動などにも積極的に参加し、飼い主コミュニティーを広げることの大切さも説いた。

 研修交流会ではこのほか、市社会福祉協議会の担当者が能登半島地震の被災地の状況を説明。高校生防災リーダーによる防災クイズなども行われた。

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