10日から企画展「鹿毛正三」 苫小牧市美術博物館

10日から企画展「鹿毛正三」 苫小牧市美術博物館
作品の展示作業に追われる学芸員=6日午前10時15分ごろ

 苫小牧市美術博物館は10日から3月24日まで、企画展「鹿毛正三(かげ・しょうぞう)―アトリエ”薔薇絵亭(ばらえてい)”より―」を開催する。苫小牧を代表する風景画家のアトリエに残されていた未発表作品を含む81点を展示。開幕を前に、学芸員らが設置作業やパネル作成などの準備に追われている。

 鹿毛正三(1923~2002年)は根室市出身で5歳ごろに苫小牧に移住した。子どもの頃から絵を描くのが好きで画家になりたかったが、父の勧めで苫小牧工業学校(現苫小牧工業高校)に入学。その後も画家への夢を捨て切れず、帝国美術学校(現武蔵野美術大学)に進学し油彩画を学んだ。苫小牧市内の中学校で教員を務める傍ら、画家として活動し1997年には市文化賞を受賞した。

 今回は生誕100年を記念し、同館所蔵作品約20点のほか、自宅兼アトリエだった薔薇絵亭に残された油彩画を約60点並べる。「紅葉の樽前山」「暮れる支笏湖」といった苫小牧近郊の自然をはじめ、絵を学びに海外に出た際に見たパリやアテネの街並みなども題材。鮮やかな色彩と力強い筆致で表現された作品を一挙に公開しており、額に入っていない描きかけの作品もある。

 担当の立石絵梨子学芸員は「身近な風景を描いた作品が多いが、同じ樽前山でもいろんな角度から描いている。どこから絵を描いていたのか想像しながら見ると楽しい」と話す。

 午前9時半~午後5時(最終入場は同4時半)。月曜休館。入場料は一般300円、高校・大学生200円、中学生以下無料。

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