苫小牧市の卓球クラブ、北海道菊卓会の5選手がこのほど、北ガスアリーナ札幌46で開かれた第43回道新杯北海道小学生大会で好成績を挙げた。男女学年別8部門のシングルス戦を展開し、338人が出場。全道規模としては今年度を締めくくる大会で、積み重ねた練習の成果をぶつけた。
前回、女子3年以下を制した藤田小百合(泉野)は、女子小学4年の部で優勝し大会2連覇。全国規模の大会で入賞した経験が自信となり、「平常心で試合に臨めた。サーブを相手の深いところに打ち込み、レシーブミスを誘うことができた」と振り返る。さらに下回転のボールに対し同じ下回転で返球する「つっつき」のコースも工夫。相手に打たせない攻撃が勝利を呼び寄せた。
佐藤裕眞(同)は準決勝で競り勝ち、決勝は粘り強いプレーでラリーを制し、フルセットの末、男子小学5年の部で頂点に立った。「練習していたカット打ちの成果が出た。今後の大会でも優勝できるよう頑張りたい」と話した。
このほか、男子の4年で田澤昊汰(同)、女子の6年で中村百花(拓勇)、近森なつの(緑小)がそれぞれ3位。田澤は2年連続の入賞も「フットワークを中心に練習に取り組んだが、レシーブでミスが出てしまった」と悔しさをにじませ「次こそは上を目指したい」と力を込めた。中村は全道規模の大会で初入賞。「これまで、つっつきのミスが多かったが練習で克服した。中学生になるので、目標を高く持って納得のいくプレーをしたい」とさらなる飛躍を誓う。
近森は「しばらく結果を出せていなかったので、入賞できて良かった。手打ちにならないよう、腰を入れてしっかり打つことができた」とし、「来季は個人、団体それぞれで仲間たちと結果を出し、喜びを分かち合いたい」と闘志を燃やした。

















