空手 志濤館3選手全国へ 17日―全日本少年少女選抜大会に出場

空手 志濤館3選手全国へ
17日―全日本少年少女選抜大会に出場
全国大会へ意気込む(左から)鈴木、田邉、塩野谷

 苫小牧市の空手道場・志濤館に通う3人が、昨年11月に北広島市で開かれた第8回北海道小学生空手道選抜大会で好成績を残し、2月17日に函館市で開かれる第3回全日本少年少女空手道選抜大会に出場する。金澤薫館長は「決勝リーグに進み、メダルマッチに絡んでほしい」と期待を寄せている。

 小学4年男子形で3位の田邉翔(澄川小4年)は「審判が『すごい』と思う形をしたい」と意気込む。優勝を目指した道大会は「緊張して力が入り過ぎ、まんじ受けの決めがうまくいかなかった」と振り返る。1月末に全国大会に出場する選手だけが集められた講習会に参加。腕が斜めになることや首が揺れる癖の指摘を受け、修正に取り組んでいる。「指摘されたことを直してベスト8を目指したい」と話していた。

 小学5年女子形で3位だった鈴木華(泉野小5年)は2度目の出場。道大会は「技を決めた時にバランスを崩してしまった」と反省点を述べた。全国に向けて体の軸がぶれないようバランスボールで体幹を鍛えるトレーニングに励んでいるほか、試合の動画を見返して家でも形の練習に取り組んでいる。昨年の全国大会は1回戦で敗れており、「去年よりも点数の高い演舞で1回戦を突破したい」と力を込めた。

 小学5年女子組手で2位の塩野谷麗花(澄川小5年)は、初戦突破を目標に掲げる。道大会は惜しくも決勝で敗れたが、「全国出場が決まった時はうれしかった」と素直に喜ぶ。一昨年は全国大会の出場を決めながら新型コロナウイルスの影響で大会が中止になった。昨年は道大会2回戦で敗れ全国出場を逃しており、リベンジに燃える。休日は家で父親と組手の練習や過去の試合動画を見て研究を重ねている。「試合では蹴りのポイントを1度でも取ってみたい」。2年分の悔しさを大会にぶつける。

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