北海道新人大会Vを報告 高校女子バスケ・日本航空高北海道キャンパス

北海道新人大会Vを報告
高校女子バスケ・日本航空高北海道キャンパス
横田・千歳市長と(右から)庵原、カマラ、西川主将、梅澤学長、矢倉監督

 千歳市の日本航空高等学校北海道キャンパスの女子バスケットボール部(矢倉直親監督)が、帯広市で開かれた第36回北海道高等学校バスケットボール新人大会(2月2~4日)を制した。主将の西川葵、庵原有紗、ファトゥマタ・カマラの3選手と矢倉監督、日本航空大学校北海道の梅澤忠弘学長が8日、千歳市役所を訪れ、横田隆一市長に優勝を報告した。

 同校は第1シードでトーナメントに臨んだ。3回戦で実力校の酪農学園大付属とわの森三愛を63―53の接戦で破ると、勢いそのままに準決勝で帯広大谷を86―52で下した。決勝の相手は第2シードで勝ち上がってきた強豪、札幌山の手。前半こそリードを許したものの後半、逆転し83―64で大勝した。庵原(元U15ドイツ代表)は最優秀選手、カマラ(マリ出身)は優秀選手に選ばれている。

 大会では西川主将が3回戦で右肩を脱臼して離脱、カマラも左足を捻挫するアクシデントに見舞われた。チーム内に一時動揺が見られたものの、キャプテン不在のピンチに逆にスイッチが入ったという。

 梅澤学長は「けがや体調不良者が相次ぎ、カマラが復調できるか、決勝当日まで不安だったが、選手は笑顔でコートに入りし、モチベーションは高かった」と振り返って目を細める。矢倉監督は「ディフェンス、リバウンド、ラン、フィニッシュがチームのテーマ。この流れができれば負けることはない」と話した。

 西川主将は「相手は3年生主体の強豪。チームのピンチをお互いに助け合って乗り越え、自分たちの力が出せた。春に初めて後輩を迎える。新体制でインターハイを目指して頑張ります」と笑顔で話していた。

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