苫小牧東高校演劇部1年の弦巻茉優(まひろ)さん(16)が今夏、岐阜県で開催される「第48回全国高校総合文化祭(全国総文祭)」の演劇部門で上演作品について公開討論する「生徒講評委員」の北海道代表に選ばれた。苫小牧市内の高校からの選出は初めて。弦巻さんは各校の優れた芝居を鑑賞できるのを楽しみにしており、「自校演劇部に参考になることを一つでも多く持ち帰りたい」と意気込む。
上演作品を評価、審査するのではなく、勉強する立場から率直に意見交換する生徒講評委員。全国から選ばれた12人で構成され、全国総文祭当日は全国の代表12校の芝居を一つずつ鑑賞する。
1校の芝居が終わるごとに委員同士で討論。夜は宿泊施設などで日中講評し合った内容を芝居ごとに文章にまとめ、演劇の魅力を伝え合う。
弦巻さんは「芝居の見方を勉強したい」と生徒講評委員に立候補し昨年11月、帯広市で開かれた第73回全道高校演劇発表大会(全道大会)に参加。各校の演劇部顧問らでつくる高文連演劇専門部メンバーに「口火を切って話しだすわけではないが、人が言わない意見を積極的に拾い出そうとしている」などと姿勢や人柄が高く評価され、北海道代表に選ばれた。
全道大会では3日間で17の芝居を講評。うち数作品については司会として他の委員に質問を投げ掛けながら討論をまとめ、講評文を執筆した。「劇を見ている段階から質問内容を考え、講評文に書きたい内容とか気になった場面とかを聞くようにした。人によっていろいろな見方や捉え方があって新鮮だった」と振り返る。
同校に入って演劇を始めたという弦巻さん。まだ1年もたっていないが「演技をするのも、演出の仕事をするのもやりがいがある」と笑顔。全道大会では、一目でどんな場面かを想像できる優れた舞台セットに出合うなど他校から大きな刺激を受けたといい、「全国大会でもたくさんのことを吸収したい」と目を輝かせる。
全国総文祭は文化庁などの主催。全国の高校生による国内最大規模の芸術文化活動の祭典で、演劇部門は7月31日~8月2日、代表12校が熱のこもった演技を繰り広げる。
















