歌声サークルカナリヤ 開催100回に到達 苫小牧

歌声サークルカナリヤ 開催100回に到達 苫小牧
和気あいあいと歌を楽しむ参加者

 苫小牧市住吉コミュニティセンターで月1回活動している、歌声サークル「カナリヤ」。参加者がリクエストした唱歌や歌謡曲、フォークソングなどを会場にいる全員で歌う歌声喫茶風の地域ふれあいサロンで12日、通算開催回数が100回に到達した。主催する榎戸克美さん(77)=泉町=は「高齢者の生きがいのため、これからも続けていきたい」と力を込めた。

 「50年前の青春時代を思い出して歌いましょう」。この日、進行や伴奏を担当する、お茶の間歌声喫茶・山椒魚主宰の佐藤誠さん(76)=澄川町=がそう呼び掛けると会場は笑いの渦に包まれ、フォークグループかぐやひめのヒット曲『22才の別れ』や『早春賦』『また君に恋してる』『君の名は』などを次々と歌った。

 同日の参加者数は30人。手拍子をしたり、指揮者のように両手を振ったりしてリズムを取りながら歌う人もおり、1曲終わるたびに「懐かしいね」「春が待ち遠しい」などと会話を交わした。約1時間半で19曲を歌ったほか、カナリヤ名物の絵本の読み聞かせも実施。視覚障害がある男性と地域の子どもの交流を描いた絵本「バスが来ましたよ」を榎戸さんが朗読すると、会場は温かな空気に包まれた。

 サロン活動がスタートしたのは2013年8月。榎戸さんは同年、道社会福祉協議会主催の講座で高齢者が生き生きと暮らせる地域づくりについて学んだ。生きがいづくりクリエイターの認定を受けたのをきっかけに「みんなで声を出してストレス解消になれる場をつくろう」と、佐藤さんの協力を得てカナリヤを立ち上げた。

 これまでの総参加者数は延べ約3500人に上り、歌った曲は同1500曲を超える。毎月の開催を楽しみにしている人が多く、上島学さん(82)=新中野町=も「70歳を過ぎて仕事を退職してからやることがなくなり、寂しく感じていたけど歌声喫茶と出合って救われた。カナリヤは生きがい」と話す。

 榎戸さんは「若い時に覚えた曲を歌うと、みんな元気になるよう。無理せず活動を継続させたい」とほほ笑んだ。

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