停止線を高輝度化 羽田事故受け緊急安全対策 ライトにより反射しやすく 新千歳

停止線を高輝度化 羽田事故受け緊急安全対策 ライトにより反射しやすく 新千歳
新千歳空港の安全対策で高輝度塗色(HAP提供)

 羽田空港で1月2日に起きた航空機衝突事故を受け、新千歳空港では安全対策として、滑走路進入手前にある停止位置標識の高輝度化を終えた。停止線を塗り直して細かなガラスビーズを散布し、航空機のライトにより反射しやすくした。空港を管理・運営する北海道エアポート(HAP、千歳市)は「関係機関と連携し、これまで以上に安全・安心確保に取り組みたい」としている。

 国土交通省が羽田の事故を受けて同9日付でまとめた、航空の安全・安心確保に向けた緊急対策の一環。羽田、新千歳のほか、成田、中部、伊丹、関西、福岡、那覇の主要計8空港で、停止位置標識の高輝度塗色を実施するとしていた。新千歳ではHAPが外部に業務委託し、1月22日~2月4日に塗り直し作業を行った。

 停止位置標識は長さ約30メートル、幅約30センチの実線2本、破線2本。新千歳の30カ所と、HAPが所管する航空自衛隊千歳飛行場の滑走路に接続する取付誘導路の4カ所、総延長約4キロ分を施工した。航空機が利用しない深夜から未明にかけて、滑走路を除雪してバーナーで温めながら、黄色い線を塗り直して直径0・1~0・8ミリのガラスビーズをまいた。

 新千歳では普段から融雪剤を散布しているため、塗装が付着しやすいようにラインをモップで拭き、さらに氷を落としてから作業したといい、HAPは「冬場の施工とあって手間はかかり、作業員の確保も苦労したが、見やすくなったのは一目瞭然。安全、安心の確保につながる」と説明。今年11月に完成予定の取付誘導路でも、工事に合わせて3カ所を高輝度塗色とする予定だ。

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