苫小牧市と交流連携協定を結ぶ青森県八戸市は10、11両日、とまこまいスケートまつりメイン会場の中央公園(若草町)に初めてPRブースを設置し、同県南部地方の郷土料理「せんべい汁」を提供した。来場者が次々と訪れ、熱々のスープに舌鼓を打った。
「せんべい汁」はしょうゆをベースにしただしに、ゴボウやニンジンなどの野菜と鍋用の南部煎餅を入れた料理。時間をかけて煮込むことで煎餅が歯応えのある食感になるのが特徴で、歴史は江戸時代にさかのぼる。主に大人数で集まる際に振る舞われることが多いという。
ブースでは、八戸市で飲食店を営み「せんべい汁マイスター」にも認定されている赤坂美千子さん(71)が調理。ずんどう鍋二つを持ち込み2日間で約400食分を用意したが、11日午後2時すぎに完売した。宮前町の会社員植原巧さん(47)は「初めて食べたが、思っていたより煎餅がもちもちとしていた。具だくさんでおいしい」と夫婦で味わっていた。
八戸市内の観光パンフレットを配っていた同市観光課企画グループの万谷忠久主査(43)は「せんべい汁が思ったより知られていなかった」と驚いた様子。「昨年はちとまネットワークが5周年を迎え、フェリー航路も50年の節目だった。これを機に八戸が近くて行きやすい町であることをアピールしたい」と話していた。
















