近年減少傾向にある秋サケ資源の早期回復を目指す第1回秋サケ資源対策検討会議が13日、道庁で開かれた。北大大学院水産科学研究院、水産研究・教育機構水産資源研究所、道総研さけます・内水面水産試験場、北海道さけ・ます増殖事業協会、道水産林務部から6人が出席。資源回復に向け、環境変動に強いふ化放流や効率的な親魚捕獲と安定的な良質卵確保の取り組みを確認。8月を目途に資源対策を取りまとめる。
2003~07年のピーク時に5000万匹だった来遊数は、16年以降は3000万匹に減少、23年は2000万匹となる見込み。
座長の道水産林務部漁業管理課の野田勝彦サケマス・内水面担当課長はあいさつで、「効果的かつ持続可能なふ化放流事業の推進を基本に、直近の来遊状況を踏まえつつ、海洋環境や最新の回帰率調査に焦点を当て、資源の回復と安定化に向け必要な対策を検討していきたい」と語った。
事務局の道は、19年度に開催の協議会をベースに、秋サケ資源の動向分析を報告。海域ごとの来遊数について、えりも以東、えりも以西や根室海域で10年から、オホーツク海域でも14年から減少傾向で、19年からはオホーツク海域と日本海海域で回復傾向が見られたものの23年は5海域とも減少に転じた。特にえりも以西は18年の1割程度まで減少。「秋サケの回帰期における沿岸域の高水温」が要因と指摘した。
会議では▽秋サケ資源の動向分析や人工ふ化放流事業の現状を共有▽秋サケ資源や海洋環境に係る調査研究等を共有▽秋サケ資源対策の取り組み状況の検証▽秋サケ資源の減少要因の分析と効果的な資源対策▽秋サケ資源に関する新たな知見―を検討することを確認した。
















