苫小牧市の空手道場、優至会塚本道場(塚本鉄兵代表)に所属する木山耀太(ウトナイ小6年)、塚本大剛(拓進小6年)と雅龍拳誠會舘苫小牧支部(佐々木雅美代表)の森田蒼二郎(ウトナイ中1年)がこのほど、全日本ジュニアチャンピオンシップ大会で躍動し、優勝などの好成績を残した。
木山は小学6年男子重量の部に出場し、56人のトーナメントを勝ち抜いて頂点に立った。初戦から技ありなどで快勝を重ねたが、3回戦は苦戦。パワー型の木山が放つパンチに一歩も下がることなく前に出てくる相手に、「パンチの手応えをほとんど感じなかった」と判定の末に辛勝した。
接戦となった3回戦で吹っ切れた木山。決勝はセコンドに立つ父のアドバイスに耳を傾けながら、パンチを効かせて上段ひざを入れて技ありの勝利。「優勝できてうれしかった。今大会では足技も良く使えて成長面かなと思う」と収穫を実感した。
塚本は59人でトーナメントを展開した小学6年男子軽量の部で準優勝。全日本トップクラスが集う戦いを全6試合消化し「体力も相手のレベルが高いことも全部きつかったけれど、全力で稽古に励んできた成果を出せた」と笑顔で話した。
初戦から実力者を下して順調に決勝まで進んだ。初対戦となった決勝の相手には得意の突きと下段蹴りを繰り出し普段通りの戦いを見せ、結果は本戦で敗れたが、「戦えた実感はある。これからは常に100%で稽古に励んで、周りの人に感謝しながら人のために勝つ戦いをしていきたい」と意気込みを語った。
森田は47人のトーナメントで奮闘しベスト8まで勝ち上がった。初戦から得意の蹴り技で攻め、中段蹴りなどで圧倒し準々決勝に駒を進めた。相手は近距離型の選手で、遠距離を得意とする森田にとってはやりにくい対戦相手。「良い勝負はできたが、間合いも取りづらくパンチも伸びなかった」と、悔しい負けを喫した。
全道大会優勝の経歴もある森田は、週4回の稽古に汗を流し実力を磨いてきた。「今後は得意の蹴りだけじゃなく、パンチの伸びも意識して取り組みたい」と話した。指導する佐々木代表は「蹴り技の出すタイミングも体の使い方も良い選手。今大会も積極的に攻めた結果なので、今後の成長に注目したい」と期待を語った。




















