苫小牧市は2024年度、道内外の半導体関連企業約2000社に対し、市内への進出意向調査を実施する。千歳市で工場を建設中の次世代半導体製造ラピダス(東京)の波及効果を見込んだ新規事業で、24年度一般会計予算案にPR事業費561万円を計上。苫小牧が進出先に選ばれるように、実効性の高い誘致活動を展開する。
意向調査は、進出を検討する企業数や要望、条件などのニーズを把握する狙い。市は昨年12月、苫小牧をPRするパンフレット「次世代産業誘致ガイド」を作り、道外の半導体関連企業2000社に送っており、調査数も同程度になる見込み。実施時期など詳細を今後詰め、進出意向調査票を作って送付する。
また、半導体関連企業へのPR事業では、業界紙の紙面やインターネット上を通じ、広告やタイアップ記事の掲載、電子デバイスフォーラムへの出展なども計画。誘致対象となる企業への働き掛けを強化することで、苫小牧の認知度向上につなげ、企業進出の可能性を高めていく。
苫小牧への企業進出は、地域経済への波及効果を期待できるが、知名度の向上が課題となっている。市内への引き合いもあるが、進出を表明した半導体関連企業は一部にとどまっている。市港湾・企業振興課は「先に意向調査を行った千歳市や恵庭市の事例を踏まえ、実施のタイミングを検討したい」と話している。
















