苫小牧市の女子サッカーチーム、苫小牧北光U―12が17、18両日、滋賀県野洲市で開かれる全国大会「びわ湖カップなでしこサッカー大会」に出場する。道内大会で準優勝し、チーム発足から3年目にして初の全国挑戦。前田七夏主将(豊川小6年)は「仲が良いので、チームワークを生かして楽しくプレーし、頂点を目指したい」と意気込む。
道内大会「U―12ガールズゲーム2023北海道第11回熊谷・高瀬杯サッカー大会」は昨年8月、空知管内栗山町で行われた。17チームが5ブロックに分かれて予選リーグを展開し、上位8チームが決勝トーナメントで栄冠を競った。大会優勝チームの旭川女子トレセンU―12と共に北光U-12が全国大会に挑む。
普段は、別々の男女混合チームでプレーする選手の中から女子選手を集めて活動する。市内の選手が中心だが、白老や浦河の選手も所属。日頃の所属チームとは別に活動するため、全員が集まって十分な練習時間を確保することは難しい。それでも阿部匡監督は「1対1で勝負を仕掛けてシュートまでつなげることができていたし、コミュニケーションも取れていた」と道内大会を振り返る。個の力を生かしたチームの連係や、選手たちの負けず嫌いな強い気持ちに期待し、「大舞台でも楽しみながら勝利をつかんでほしい」と語った。
14日に苫小牧市役所を訪れ、全国大会出場を報告した。応対した木村淳副市長は「北海道、苫小牧の代表としてはつらつとした悔いのないプレーを」と激励。右サイドハーフの井村夏菜(豊川小6年)は「状況判断をしっかりして、味方の得点につながるようなパスでチャンスメークしていきたい」と闘志を燃やした。

















