市がエスタの一部取得へ JR北と駅前再開発で合意

市がエスタの一部取得へ JR北と駅前再開発で合意

 苫小牧市とJR北海道は21日、JR苫小牧駅周辺の再開発に向けて、同社が所有する旧商業施設「苫小牧エスタ」の一部や同駅の南北をつなぐ自由通路を、市が取得することで合意した。市は同社の協力を得ながら、駅周辺に人が集まる複合施設を検討する。

 市は、苫小牧エスタの土地と建物の一部、自由通路について、取得に向けた調査や解体費などの試算として、2024年度一般会計予算案に約3000万円を計上。24年度、解体や改修が駅舎に与える影響、工事費用の算出などを調査し、建物などの取得は早くて同年度内となる見込み。

 市は、22年度に中心市街地活性化の方向性を定めた苫小牧駅周辺ビジョンを策定。同社とビジョンの考え方を共有しようと、駅前再開発に関する協議を行っていた。

 先日明らかにした同ビジョンに基づく基本構想案では、同駅南側約3・3ヘクタールを駅前再整備想定区域とし、駅前広場周辺に子育て支援施設や商業、飲食機能を備えた複合施設を設置する構想を示していた。市はエスタの建物を解体し、施設へつなぐ通路の設置などを検討している。

 市未来創造戦略室は「合意は駅前再整備に向けて大きな弾み。自由通路から複合施設へ向かう手法を考えたい」と説明。同社は「苫小牧駅のにぎわい創出に向けて、大きな前進と受け止めている」とコメントしている。

 苫小牧エスタは鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ床面積5374平方メートル。1982年にオープンし、当初はにぎわったが、利用者数の減少により、2016年3月に閉鎖した。

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