ウトナイ中図書室 5年の月日経て完成 蔵書数1万冊 図書局も組織 生徒の主体性を引き出す雰囲気に

ウトナイ中図書室 5年の月日経て完成 蔵書数1万冊 図書局も組織 生徒の主体性を引き出す雰囲気に
ポップ作りなど、日々の活動に取り組む図書局員ら

 苫小牧ウトナイ中学校(石田憲一校長)でこのほど、2019年4月の開校以来進めていた図書室の整備が一通り終わった。当初約2000冊だった蔵書数は約1万冊になり、図書局員が制作した本を紹介するポップなどが室内のあちこちに配置された。生徒たちは本格的な利用ができることに目を輝かせている。

 同校は市内東部エリアの人口増で沼ノ端中学校の生徒数が増えたことを背景に誕生し、当時の図書室は図書、書棚、図書案内の掲示などが十分ではなかった。

 このため、図書局員のほか、学校司書として「全校生徒が快適に利用できる図書室」を目指し、市内の小中学校で15年以上活動する青木友希江さん=市内在住=が22年から図書室づくりに活動。「どんな本がほしいか」「こんな装飾なら楽しい」といった生徒の声を反映させ、書棚に並べる図書の選定や作品の魅力を紹介するポップ作りに取り組んだ。開放時間の増加や生徒の主体性を引き出す室内の雰囲気づくりにも努力。同校ならではの図書室のスタイルを築き上げてきた。

 この5年で文部科学省が児童生徒数に応じて定める学校図書館図書標準に蔵書数が達したほか、22年度に図書局が生徒会の中に組織され、生徒が自主的に運営に取り組むようになったことから、整備を一通り終えたと判断した。

 図書室にはあちこちに手作りポップが配置され、回転式の本棚で空間を有効活用できるようになっている。アイデアに満ちた空間になり、図書局長の後藤怜さん(13)は「着々と装飾や本が整備され、利用する生徒が増えてきた。活動にやりがいを感じている」と話す。青木さんは「生徒の積極的な活動があって快適な図書室を実現できた。勉強や読書に利用してほしい」とほほ笑んだ。

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