北海道中小企業団体中央会は、2023年度中小企業労働事情実態調査結果を発表した。1年前と比べた経営状況では、20・0%の企業が「良い」と回答し、24・2%が「悪い」と回答。前年度との比較では、「良い」が7・1ポイント上昇したのに対し、「悪い」は6・4ポイント下降。経営状況は回復傾向にある。
経営上の障害(複数回答)では、「光熱費・原材料・仕入れ品の高騰」が56・1%でトップ。これに「人材不足(質の不足)」(53・7%)、「労働力不足(量の不足)」(49・3%)、「人件費の増大」(23・1%)が続いた。
原材料費、人件費(賃金等)アップに対する価格転嫁については、51・8%の企業が「価格の引き上げ(転嫁)を実現した」と回答。「価格引き上げの交渉中」とした企業は19・9%だった。
1事業所当たりの新規学卒者の平均採用状況については、前年度と比べ(1)高校卒は0・5人減の1・3人(2)専門学校卒は0・2人減の1・3人(3)短大・高専卒は0・4人増の1・4人(4)大学卒は0・3人減の1・8人―となった。
賃金改定の実施に関しては、68・3%の企業が「引き上げた」と回答。具体的内容(複数回答)については、「定期昇給」が50・0%で最多。以下、「基本給の引き上げ(定期昇給制度のない事業所)」(38・4%)、「ベースアップ」(26・7%)、「諸手当の改定」(15・7%)、「臨時給与(夏季・年末賞与など)の引き上げ」(13・1%)の順となった。
調査は昨年7月1日を調査時点に、従業員数300人以下の道内の1500社を対象に実施。724社から回答を得た(回答率48・2%)。
















