社長の平均年齢63・11歳 23年道内企業調査結果 「70代以上」33%で最多 東京商工リサーチ

社長の平均年齢63・11歳 23年道内企業調査結果 「70代以上」33%で最多 東京商工リサーチ

 東京商工リサーチ北海道支社は、2023年北海道「社長の年齢」調査結果を発表した。道内企業の社長の平均年齢(23年12月31時点)は63・11歳で、前年より0・01歳下がった。近年、平均年齢は上昇傾向にあったが、ほんのわずか若返った。全国平均(63・76歳)を0・65歳下回っている。

 一方、社長の年齢分布では、「70代以上」が全体の33・34%を占めて最多で、前年に比べ0・21ポイント上昇した。以下、「60代」(28・82%)、「50代」(23・44%)、「40代」(12・20%)、「30代以下」(2・20%)の順。

 前年に比べ、「30代以下」と「50代」の構成比が上昇し、「40代」と「60代」は低下している。

 社長の年代別の企業業績は、直近決算で「増収」は、「30代以下」が60・25%で最も高かった。これに対し、「70代以上」は51・12%と最も低く、社長が高齢化するほど増収率が下がり、業績悪化の傾向にある。

 また、「70代以上」は、「連続赤字」の構成比が12・03%と他の年代より高い。社長の年齢が高いほど増収企業の割合が低く、業績が振るわない傾向だ。

 産業別の社長の平均年齢は、「小売業」が63・91歳で最も高い。これに「不動産業」(63・81歳)、「卸売業」(63・67歳)が続いた。最も低いのは、ベンチャー企業の多い「情報通信業」の57・52歳だった。

 都道府県別では、社長の平均年齢が最も高いのは高知県の65・96歳。以下、秋田県(65・70歳)、富山県(65・40歳)、岐阜県(64・98歳)の順。最も低いのが広島県(62・67歳)で、北海道は42位と全国で6番目に低い。

 同支社では「社長が高齢だと長期的なビジョンを描けず、設備投資や経営改善に消極的になりがちだとの指摘もある」と説明。後継者の不在を一因とする「後継者難」倒産は昨年、全国で429件発生し、4年連続最多を更新している。道内では昨年、2780件の「休廃業・解散」が発生し、70代以上の社長が全体の63%を占めた。「倒産や休廃業・解散に経営者の高齢化が影響している可能性がある」と分析している。

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