苫小牧のまち どう発展? 元副市長の中野さん講話

苫小牧のまち どう発展? 元副市長の中野さん講話
元副市長の中野さんからまちの成り立ちや特徴について学ぶ市民ら

 苫小牧郷土文化研究会(斎野伊知郎会長)の市民公開講座が25日、苫小牧市美術博物館で開かれた。市役所でまちづくりに長く関わってきた元副市長の中野裕隆さん(74)が「苫小牧市の都市計画」と題して講話。どのようにして都市計画が進められ、まちが形成されていったのかを解説した。

 会員以外の市民も参加できる機会として年2回開いている恒例の講座で41回目。約60人が参加した。

 中野さんは苫小牧について、海や川などの地理的条件から本道における交通の要所となったと指摘。江戸幕末期、八王子千人同心が勇払に入植したのもそれが理由と説明した。要所には人や物が集まるという利点に加え、平地が多く雪が少ないことから工場誘致も進み、まちが急激に成長したと述べた。

 1957年以降の都市計画の変遷にも触れ、当初は工業都市としての発展を見据えて「職住分離」が進められていたが、時代の流れと共に「職住近接」に転換。91年に沼ノ端など東部地域の用途緩和を行って住宅地整備を進めた結果、今のまちの形になったと説いた。

 中野さんは本市が幾度も土地の用途見直しを重ねてきたことを踏まえ「苫小牧は区画整理によって発展したまち」と強調。「住居、仕事、娯楽、学び、買い物などの場が市内で完結するなど道内他地域と比べても特徴的」と語った。

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