2023年度苫小牧市美術博物館大学講座(総長・福原功教育長)の卒業式が24日、同館で行われた。今年度は110人の受講生が歴史や芸術、考古、生物など幅広い分野を学び、昨年6月から同日まで全9回のうち7回以上出席した71人が卒業認定を受けた。さらに過去の卒業回数を踏まえ、4回卒業の「学士」、6回卒業の「修士」、8回卒業の「博士」に各3人を認定した。
式典では同館館長の藤原誠学長が各認定の代表者4人に証書を授与した。福原教育長は「毎回の講義に真剣に取り組み、(同館を)盛り上げてくださって、お礼申し上げます。次年度もより一層内容を充実させたい」と祝辞を述べた。
同講座は1986年に開講した人気企画。今年度も専門家を招き、苫小牧港や王子製紙など市内の産業の歴史をはじめ、アイヌの工芸品や道内の現代美術、フクロウやアオバトの生態などと多岐にわたるジャンルを取り上げた。
同日は卒業式に先立ち、最終講座「お墓の考古学」を開講。同館の岡本直樹学芸員が縄文、弥生など時代の異なるお墓の特徴をひもとき、「お墓を研究することで、人々の精神、死生観が明らかにできる」などと解説した。
















