胆振総合振興局がまとめた2023年度上期(昨年4~9月)の胆振管内観光客数は1016万4500人で、前年同期比22・4%(185万7200人)増となった。4年ぶりに1000万人の大台に乗り、新型コロナウイルス禍前の水準に回復。昨年5月にコロナが5類に移行し、各地でイベントが通常開催に戻り、観光需要も高まったとみられる。
東胆振1市4町では、苫小牧市と厚真町の増加率が高かった。それぞれ夏の一大イベントである「とまこまい港まつり」(8月)、「あつま田舎まつり」(6月)が、コロナ禍前と同様に行動制限なしで開かれ、観光入り込み客数を押し上げた。一方、白老町はアイヌ文化の復興・発信拠点、民族共生象徴空間(ウポポイ)の客足が伸びず、東胆振では唯一減少となった。
管内の観光客の内訳は、道外客が75・3%(152万9300人)増の356万1200人、道内客が5・2%(32万7900人)増の660万3300人。コロナ禍前の指標となる19年度同期と比べて、道外客は1・4%減、道内客は0・9%減で、いずれもコロナ前とほぼ同じ水準に戻った。
訪日外国人の宿泊者数は延べ35万6230人泊(人泊=宿泊者延べ数)で、前年度同期と比べて97・7倍、35万2585人泊増だった。コロナ5類移行で政府の水際対策が終了し、インバウンド(訪日客)の増加につながった。
本道空の玄関口の新千歳空港でも、国際線の再開が本格化しているが、中国本土との直行便などは復便途上で、19年度同期比14・7%(6万1540人泊)減にとどまった。国・地域別では、多い順に台湾が11万9546人泊、韓国が10万7969人泊、香港が3万510人泊など。
今年度下期(昨年10月~今年3月)について同振興局商工労働観光課は「(冬限定で)タイからの直行便効果もあり、外国人観光客は増える可能性がある」などと説明し、「各地で引き続き好調と聞いている。コロナ前と同程度か、それ以上伸びることを期待している」と話している。





















