伊藤4位、 高梨は6位 W杯・フィン ランド スキージャンプ女子 伊藤、久々に手応え 6位の高梨 「収穫多い」

伊藤4位、 高梨は6位 W杯・フィン ランド スキージャンプ女子 伊藤、久々に手応え 6位の高梨 「収穫多い」

 【ラハティ(フィンランド)時事】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は1日、フィンランドのラハティで個人第18戦(HS130メートル、K点116メートル)が行われ、伊藤有希(土屋ホーム)は2回とも122・5メートルを飛び、合計238・5点で4位となった。

 高梨沙羅(クラレ)は合計229・7点で6位。丸山希(北野建設)が15位、岩佐明香(大林組)は21位、勢藤優花(北海道エネルギー)は23位、一戸くる実(CHINTAI)は27位だった。ニカ・クリジュナル(スロベニア)が合計254・1点で制して今季初勝利、通算6勝目を挙げた。

 ▽…伊藤はわずか1・3点及ばずに表彰台を逃した。1回目で3位につけ、2回目もきれいな姿勢でまっすぐに飛んだものの122・5メートル。着地後には少し残念そうな様子も。ただ、前週の2戦が10位、9位と振るわなかっただけに、「あと一歩を考えると悔しいが、久しぶりに試合に参加した感じがあった」と充実感がにじんだ。

 前日の予選は6位。感覚が良くなく、「飛んでいる感じがしなかった」と言う。本戦へ向けてアプローチの滑りを見直し、「全然、違う内容のジャンプができた」と手応えも。シーズンも終盤に差し掛かり、総合順位では3位につける。「自分自身が楽しめる試合ができればいい」と今後を見据えた。

 ▽…高梨は手応え十分の6位。122・5メートル、123メートルとK点を越えるジャンプをそろえ、「いい内容でまとめられて、収穫の多い試合にできた」と満足そうだった。

 今季は序盤から試行錯誤が続いていた中、終盤を迎えて上昇への兆しが見えてきたよう。「波はありながら、いい方向にいっている。積み上げてきたものが、ようやく形にできた」と表情は明るかった。

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