苫小牧市美原町在住の岡地つゆ子さん(75)による刺しゅう展「私と刺繍(ししゅう)」が30日まで、市のぞみコミュニティセンターのロビーで開かれている。30代後半からの制作活動を振り返るような内容で、自作の壁飾りなどの他、師事した野口敏子さんらの作品も並ぶ。
岡地さんの作品は、織り物と刺しゅうを組み合わせたファブリック・ピクチャーと呼ばれる手法で制作。海外の企業・アンカー社のソフト糸を使ってラフな線を立体的に縫うのが特徴で、約40年前に夫の転勤先の静岡県で出合って以来、こつこつと作り続けてきたという。
展示会は刺しゅうの魅力、奥深さを伝えたい―と企画。野口さん主宰の教室で手掛けたものや学びを生かして自宅で仕上げた自身の力作はもちろん、野口さんやこの手法の第一人者・森麗子さんらの作品を含め、約30点を展示している。
額装された作品はまるで絵画のようで、来場者から「この絵はどうやって描いたのですか」などと尋ねられるという。
岡地さんは「今も刺しゅうは続けているけど、一つの区切りのような気持ちで展示を企画した。珍しい作品ばかりなので、ぜひ見てもらえれば」と話している。
















