苫小牧北星小学校に残る住民寄贈のグランドピアノを生かした「北星小っ子サロン・コンサート」(実行委員会主催)が9日、同校体育館で開かれた。コロナ禍で中止していたため5年ぶりの開催。保護者や近隣住民ら約100人が訪れ、在校生や卒業生が奏でるピアノの音色を堪能した。
ピアノは同校の開校30周年を祝福し、校区内で暮らしていた故丹羽茂さんが2006年に寄贈した。コンサートはピアノのお披露目を兼ね、当時のPTAなどが中心となって07年にスタート。在校生や卒業生の中から出演者を募って毎年開催してきた。
この日の第1部は1~6年生の7人が出演。華やかな衣装を着た子どもたちがベートーベンやショパンなどクラシック曲を堂々と奏で、拍手を浴びた。第2部は、北星小合唱同好会が前身の「ヴィータ・エテルナ・コーロ」がピアノの伴奏で元気いっぱいな歌声を披露した後、同校を卒業した中学生たちのピアノソロの美しい音色が会場を包んだ。
最後に、卒業生で歌手として活動する門田しほりさんが登場。オリジナル曲などを歌い上げ「母校で歌える幸せをかみしめた。それぞれの『好き』を大切にして」と語り掛けた。
鮮やかな連弾で来場者を魅了した鯉渕栞朱さん(啓北中2年)は「小学生の時はコロナで弾けなかったので、今回は楽しむことができた」と語り、長松海世さん(明倫中2年)も「母校のピアノにはなじみがあった。卒業生として参加できて、うれしかった」と笑顔を見せた。
















