漁船の無線機 盗難相次ぐ 苫小牧、白老両港 停泊中に

漁船の無線機 盗難相次ぐ 苫小牧、白老両港 停泊中に
無線機が盗まれ、配線がたれ下がる操舵室

 苫小牧港・西港漁港区(苫小牧市汐見町)に停泊している漁船から無線機が盗まれる事件が相次いでいる。海上で乗組員同士が交信するアマチュア無線機などで、苫小牧署は窃盗事件とみて捜査している。苫小牧漁業協同組合は組合員に注意を呼び掛けるとともに、同港管理組合や苫小牧海上保安署とも連携し、防犯対策に力を入れている。

 同漁協によると、昨年12月から今年5月にかけて停泊中の漁船3隻の操舵室から、アマチュア無線機、簡易無線機など計8台が盗まれた。1台数万~数十万円の高価な機材で、最初の被害から約4カ月後に再び盗られた船もあった。

 漁協関係者は「船内の配線を切らずに、きれいに取り外されているので、知識を持った人物の可能性がある」と推測する。犯行は、しけによる休漁日や土曜日の夜間などに、港内でも人目に付きにくい場所で発生。不審車から船に乗り込もうとする2人組を目撃した漁業者もいる。

 盗難の多発を受け、同漁協と港管理組合は港内に照明が行き届くようにし、監視を強めることを決めた。同海保もパトロールを強化する方針。

 苫小牧署によると、管内(東胆振1市4町)で同様の窃盗事件は2022年はゼロで、23年12月~24年5月9日の間に苫小牧港3件、白老港2件の計5件。被害額は約45万円に上る。同署は各港に設置された監視カメラの映像も解析しながら、捜査を進めている。

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