堀井氏進退結論出ず 自民道9区支部が緊急役員会 本人と直接話し意向確認へ

堀井氏進退結論出ず 自民道9区支部が緊急役員会 本人と直接話し意向確認へ
堀井氏の進退について協議した緊急役員会

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、党の役職停止1年の処分を受けた堀井学衆院議員(比例代表道ブロック)の次期衆院選に向けて進退を協議する道9区(胆振、日高管内)支部の緊急役員会が19日、苫小牧市内で開かれた。支部長の「交代」と「続投」で意見が分かれ、この日は結論を出すには至らなかった。支部長代行の藤沢澄雄道議は「(堀井氏と)直接話し、本人の意思確認をして次の段階に進んでいく」と説明し、6月29日の定期総会までに意見を集約する方針を示した。

 役員会は全23支部のうち18支部29人が出席。冒頭を除いて非公開で約2時間にわたって開き、会合後に藤沢支部長代行が会見した。

 藤沢氏は、堀井氏の政治活動が地域の声を拾わず、つじ立ちやSNSを中心としていることに言及し「不満の声が出ている。『地元に顔を出してほしい』との声があったのは事実。(堀井氏では)駄目だという意見は3分の1ほどはあった」と明かした。

 一方で「一部先行している『辞めてほしい』の意見ばかりではない」と説明。堀井氏の実績などを踏まえ、「与党議員としてしっかりとやってくれた。『現職を簡単に降ろすべきではない』との声もあった」と述べた。

 役員会は次期衆院選に向け、堀井氏から「道議を中心に9区としての考えを出してほしい」との依頼があり、支部長である本人が欠席して開いた。藤沢支部長代行は「共通しているのは道9区から自民党の議席をなくしてはならないということ。次期選挙戦に向けて一枚岩になるために努力していく」と強調した。

 藤沢支部長代行らはこの日の意見を堀井氏に伝えて意向を確認し、道9区支部役員に伝達する。

苫支部は考え変わらず「どう応援すればいいのか」

 次期衆院選に向けて堀井学衆院議員を「応援できない」として、自民党道9区(胆振・日高管内)の各支部長宛に文書を送付していた、同党苫小牧支部の板谷良久支部長は役員会終了後、報道陣の取材に対して「苫小牧支部の考え方は変わらない」と主張した。

 役員会で堀井氏を支持する意見もあったことに、板谷氏は「温度差があるということを聞けた」と振り返り、苫支部としては「(堀井氏が苫支部の意見書に対して)一言も答えていないので、苫支部としてどう応援すればいいのか、支援していいのか分からない」と訴えた。

 一方、堀井氏が今後態度を改めた場合の対応を問われ、「つじ立ちであろうが、しっかりと地域の声を聞き、届けて解決してくれたら、私個人としては問題ない」と述べた。

 苫支部は、堀井氏の政治活動に不信感を抱き、新たな候補者の擁立を求める文書を4月下旬に道9区各支部に送り、一部の支部が賛同していた。

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