5月の道内経済概況 総括判断据え置き 緩やかに持ち直し 公共工事は下方修正 道経産局

5月の道内経済概況 総括判断据え置き 緩やかに持ち直し 公共工事は下方修正 道経産局

 北海道経済産業局は、5月の道内経済概況を発表した。総括判断は「緩やかに持ち直している」とし、前月から据え置いた。主要項目別では、公共工事の判断を前月から下方修正した。

 3月の経済指標を中心として、4月以降の企業・団体へのヒアリングを加味して判断した。先行きについては「国際経済の動向等を十分注視する必要がある」と指摘している。

 生産活動は、前月同様に「一進一退の動きとなっている」と判断した。3月の鉱工業生産は前月比9.3%増と2カ月連続で上昇。前年同月比も4.2%増と3カ月ぶりに前年を上回った。業種別では金属製品工業、一般機械工業、鉄鋼・非鉄金属工業など8業種が上昇。一方、化学・石油石炭製品工業など5業種が低下している。

 個人消費は、「緩やかに改善している」と前月から判断を据え置いた。3月の個人消費はホームセンター、新車販売が前年を下回ったものの、百貨店など5業態は前年を上回った。企業からは「前年より気温が低く雪解けが遅かったことから客数は減少し、おにぎりや飲料などの売り上げの伸びは良くなかった」(コンビニエンスストア)、「高級ブランドなどの売り上げが好調だった」(百貨店)、「値上げ前の駆け込み需要から、調味料やトイレットペーパーなどがよく売れた」(スーパー)との声が上がった。

 観光は、引き続き「改善している」と判断した。3月の来道客数が前年同月比2.6%増と29カ月連続で前年を上回ったため。道内外国人入国者数も前年同月比56%増と21カ月連続で前年を上回っている。ヒアリングでは「3月はイベントや卒業旅行のシーズンであったため、国内・インバウンド(訪日客)問わず多くの観光客が見られ、主要宿泊施設の稼働率も前年より好調だった」(観光協会)との指摘が出ている。

 一方、公共工事は、前月の「増加した」から「減少した」へ判断を引き下げた。3月の公共工事請負金額が前年同月比7.6%減と8カ月ぶりに前年を下回ったため。市町村は前年を上回ったが、国、道は前年を下回った。

 住宅建設、民間設備投資、雇用動向の3項目の判断は前月から据え置いた。

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