苫小牧市表町のファッションメールプラザ「マイブーム」コーナーで、市内栄町の無職蕪木哲美さん(67)による空き缶アート「民缶人へん」の展示が行われている。空き缶を利用して人の顔や動物に仕上げた作品50点を6月30日まで公開する。
かつて飲食店を経営していた蕪木さんは10年ほど前、空き缶で「恐竜を表現できないか」と小型の板金ばさみやペンチを使って加工を始めた。素材はこんろ用のガス缶やオイル缶。板金ばさみで端材が出ないように切り抜き、ペンチで目や口、髪形などに加工し、最後は塗料で色付けする。
「民間人へん」は「編」と「変」を掛けたテーマ。友人や知人、映画で見た人など、さまざまな人の顔をかたどり、「別れた女」「市内旭町K氏」「アフガンの戦士」などそれぞれ名前を付けた。見る人は思わず実物に想像を巡らせてしまう。鳥やネズミなどの動物もかわいらしい。
素手の作業でけがをすることもたびたびだが、蕪木さんは「ごみにせず活用したいと思い、なんとなく作っているうちにできた。人の顔は誰かに似てくるので面白い」と語る。
観覧無料。気に入った作品があれば最終日に無料で譲るという。
















