知事定例会見 札幌延伸延期問題「新たな枠組み」設置へ 事務レベルで作業開始 出張の在り方見直す考え

知事定例会見 札幌延伸延期問題「新たな枠組み」設置へ 事務レベルで作業開始 出張の在り方見直す考え
札幌延伸延期問題で、新たな枠組み設置へ向けた作業を開始したことを説明した鈴木知事=30日午後3時ごろ、道庁

 鈴木直道知事は30日の定例記者会見で、北海道新幹線札幌延伸の延期を巡り、29日に札幌市内で開いた関係者会議で自らが提案し、合意された情報共有のための「新たな枠組み」(新組織)について、「早速、事務レベルで進めてほしいと(職員に)指示した」と述べ、建設主体である鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)や国土交通省鉄道局などと協議を開始したことを明らかにした。

 新たな枠組みの設置は「工事の進捗(しんちょく)状況、今後の見通しなどについて、より情報の共有、可視化する」ことが目的であることを強調。「どういうメンバーで、どういう形がいいのか検討していく」と説明。既存の組織として北海道新幹線建設促進期成会があり、「期成会には多くの方が参画している。基本的にはそういったものプラスアルファ。どういう視点が必要か議論していくことになる」とし、「機構、鉄道局と協議し、枠組みを固めていきたい」との姿勢を示した。

 札幌延伸がトンネルの難工事で予定していた2030年度末から数年単位で遅れることについて、「オール北海道で取り組むべき課題。国家プロジェクトでもある。そういった意味で、広域自治体である道が皆さんの思いをしっかり一体的に整えて、訴えていくことが重要と思っている」と強調。「引き続き先頭に立って、国や機構、関係する機関に北海道の思いを伝えていく」と述べた。

 また、知事は、道職員らが自民党の長谷川岳参院議員(道選挙区)との面談を伴う出張を重ねていたことについて、「一人の方に会うだけに公費で上京して対応するのは課題がある」と述べ、出張の在り方を見直す考えを示した。道は28日、19~23年度の5年間で道職員による長谷川氏との面談を含む出張が延べ1488回、旅費が1億2387万円に上った調査結果を公表。このうち長谷川氏との面談のみの出張は276回、旅費は2031万円だった。

 知事は「276回が多いか、少ないかというと、多いと思う」との認識を示した。今後は1回の出張で複数の省庁や他の国会議員も訪問し、「北海道の実情を理解していただき、最大の効果を上げることが必要」と説明。「貴重な税金で出張させていただいている。その点について徹底していかなければならない」との姿勢を示した。

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