敷地内でヒグマ撮影 北大苫研究林が動画公開 一部区域は立ち入り禁止に 「背こすり」の姿捉える

敷地内でヒグマ撮影 北大苫研究林が動画公開 一部区域は立ち入り禁止に 「背こすり」の姿捉える

 苫小牧市高丘の北海道大学苫小牧研究林は5月31日、敷地内の入林許可が必要な区域で撮影されたヒグマの動画を同研究林公式X(旧ツイッター)で公開し、同区域への立ち入りを当面禁止することを決めた。

 「【注意】研究林内で大型のヒグマが目撃されております/研究林をご利用、または通過される方は十分にお気をつけください」―。そんな注意文と共に公開された10秒ほどの動画には体長約2メートルの雄グマが立ち上がってエゾマツの枝を揺らし、「背こすり」と呼ばれる縄張り行動をする様子が収められている。

 同研究林によると、撮影場所は一般開放区域から北に約4キロ離れた地点。5月24日に職員がヒグマを目撃しており、翌日から保安対策で遠赤外線の自動撮影用カメラを設置したところ、同27日午前3時ごろと同30日午後4時ごろの2回、ヒグマの姿が映っていた。

 研究者以外でも申請が通れば入林が可能な区域だが同研究林は安全確保のため、立ち入りを当面禁止する。

 樹木園などの一般開放区域は引き続き利用可能で、5月31日も散策やバードウォッチングを楽しむ人たちの姿が見られた。鳥取県からの旅行中に立ち寄ったという男性(74)は「景色の素晴らしい、いい場所だがスタッフからクマに気を付けてほしいと言われて怖くなった」と話した。

 同研究林の中村誠宏林長は「この時期に(ヒグマが)活動すること自体は自然なことだが、一般開放区域に入る場合にも注意してほしい」と呼び掛けている。

 市内では同28日以降、美沢や丸山など郊外の幹線道路を中心にクマの目撃情報が相次いでおり、市も警戒を強めている。

苫小牧研究林の入林許可が必要な区域で撮影されたヒグマ(北大苫小牧研究林提供の動画より)

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