東京商工リサーチ北海道支社は、2023年の道内新設法人の動向調査結果を発表した。道内で新たに設立された法人は4838社となり、前年から7.7%(348社)増加。2年ぶりに増加に転じ、08年の統計開始以来、最多を更新した。昨年5月に新型コロナウイルスが5類に移行したことに伴い経済活動が活発化し、起業に向けた意欲が高まっている。
23年の道内の休廃業・解散は2780件(前年比20%増)、倒産は269件(同35.9%増)。コロナ関連の各種支援策が段階的に縮小されたことに伴い、事業継続を諦める企業が増えた一方、新たな起業は過去最多となり、新旧交代が進んだ形だ。
新設法人の市区郡別では、札幌市中央区が845社で最多。以下、同市北区(397社)、同市市東区(325社)の順。
札幌市内10区の合計は2719社で全体の56.2%を占めた。札幌以外では旭川市が241社、帯広市が151社、函館市が145社、苫小牧市は123社だった。
業種別では、建設業が697社でトップ。これに学術研究、専門・技術サービス業(538社)、不動産業(475社)が続いた。
産業別の増加率では、小売業(前年比21.1%増)が最も高かった。
資本金別では、「100万円以上500万円未満」が2400社でトップとなった。「100万円未満」(1364社)と合わせて全体の77.8%となり、小規模な法人が全体の約8割を占めた。
法人格別では、株式会社が3051社で全体の6割以上を占めた。以下、合同会社(1461社)、一般社団法人(163社)の順だった。
同支店では、コロナの5類移行のほか、「政府や金融機関、地方自治体が推進する起業支援の取り組みも起業を後押ししている」と分析している。
調査は、同社の企業データベースから23年1~12月に新しく設立された全法人を抽出し、分析した。
















