第24回北海道還暦軟式野球選手権大会が1日から3日まで、深川市民球場などで行われ、苫小牧シニア倶楽部が栄冠を勝ち取った。2年ぶり6度目の優勝に渡邊徹代表は「今年はスタートから、ここを最初の目標にして取り組んできた。一丸となって昨年の悔しい思いをぶつけ、良い結果につなげることができた」と喜んでいる。
道内40チームが出場。昨年は6連覇を懸けて臨んだが、決勝戦で札幌迷球会に敗れた。雪辱を懸けた今大会は3日間で6試合をこなすハードなスケジュールも、準決勝までは全てコールドで勝ち上がった。
連戦で満身創痍(そうい)の中、決勝の相手は因縁の札幌迷球会と激突。試合は初回に6点を奪われる苦しい立ち上がりとなり、二回も追加点を奪われ7点差とされた。ここから打線が奮起。五回までに5点を返すと六回には、一挙5得点を奪い逆転。相手を突き放した。守っては、投手石塚が緩急を使いながらコーナーをつく本来のピッチングを取り戻し、三回以降を無失点で抑えた。野手も無失策で守り切った。
渡邊代表は「二回に1点を返してからは気も楽になったし、必死に食らいついた」と振り返る。18日には古希の北海道選手権大会が控えており「どのチームも打倒・苫小牧を掲げてくるので、勢いそのままに古希でも頂点を目指したい」と力を込めた。
▽決勝
札幌迷球会
6100000―7
011215X―10
苫小牧シニア倶楽部
▽準決勝
稚内マスターズクラブ
00010―1
0632X―11
苫小牧シニア倶楽部
(五回コールド)
▽準々決勝
釧路シニアクラブ
00000―0
0223X―7
苫小牧シニア倶楽部
(五回コールド)
▽3回戦
サロベツプレリース
10000 ―1
51102X―18
苫小牧シニア倶楽部
(五回コールド)
▽2回戦
旭川グランパース
00010 ―1
63100X―19
苫小牧シニア倶楽部
(五回コールド)
▽1回戦
別海オールドスターズ
02100 ―3
41314X―22
苫小牧シニア倶楽部
(五回コールド)














