9割強「投票行く」 若年層への啓発に手応え 市選管学校出前講座アンケート

9割強「投票行く」 若年層への啓発に手応え 市選管学校出前講座アンケート
前年度好評だった選挙啓発の出前講座=今年1月、苫小牧東高校

 苫小牧市選挙管理委員会が2023年度に市内の高校や工業高等専門学校、大学で行った選挙啓発の出前講座で、生徒や学生から集めたアンケート結果がまとまった。回答者の9割強が受講を「良かった」とし、投票に「行くつもり・行った」と回答。市選管事務局は「生徒、学生から『投票をしたい』という思いを感じることができた」と話している。

 市選管は昨年6月~今年3月、計5校で出前講座を開き、受講した566人からアンケートの回答を得た。

 出前講座の感想では、「大変良かった」が232人(41%)、「良かった」が300人(53%)で計9割超。「まあまあ」が32人(6%)、「つまらなかった」は2人だった。

 投票に行くかを確認する設問では、「行くつもりだ・行った」が523人で、全体の92%を占めた。理由を複数回答可能で聞いたところ、多い順に「自分たちの生活に直接影響があると思うから」が41%、「義務だから」が28%、「世の中を変えたい・良くしたい」が15%だった。

 一方で「行きたくない・行っていない」は43人で、全体の8%だった。主な理由は、多い順に「選挙や政治に関心がない」(27%)、「行くのが面倒」(26%)、「投票しても世の中は良くならないと思うから」(22%)だった。

 この他、「学校で期日前投票ができれば投票しますか」の設問では、「する」の回答が全体の85%に達した。自由記載では投票率アップの方策として、「若者に対して出前講座を実施する」をはじめ、「投票を義務化する」「インターネット投票の導入」などの声が寄せられた。

 市選管の前田正実事務局長は「若年層の投票率が低下傾向にある中、直接出向く啓発は投票行為にもつながる」と手応え。今年度も出前講座をはじめとする啓発に力を入れる方針で「高校、大学に限らず、中学校や成人団体からも声を頂いている。日程が調整できれば範囲を広げたい」と話している。

 市選管によると、直近にあった昨年4月の市議選で、全体の投票率41・54%に対し、年代別投票率で18、19歳が22・07%、20~24歳が18・76%となり、若年層の低投票率が浮き彫りになった。出前講座では選挙の仕組みや投票の重要性を伝え、模擬投票などの体験も行っている。

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