千歳市の支笏湖漁業協同組合(佐々木義朗組合長)は12日、今季のヒメマス(チップ)の稚魚放流を支笏湖の沖合で始めた。資源回復に向けた毎年の試みで、今年も約10日間かけて例年並みの計18万5000匹の稚魚を放つ計画だ。
稚魚は昨秋に取れた親魚から卵を採取し、人工授精で今年1月にふ化。おおむね6センチまで育ち、10日から個体識別のためのひれ切りを順次進めている。
この日は湖畔のふ化場内で、ひれ切りが済んだ稚魚を同漁協職員が容器に移し、動力船ですぐに出発。魚の負担軽減のため容器に酸素を送るエアポンプも入れ、岸から約1キロ離れた地点で約1万8000匹の放流を開始した。
バケツで次々と湖面へ放つと稚魚は銀色の体をくねらせ、元気よく水底に消えていった。
同ふ化場の山田貴志場長(48)は「今年のチップ漁は大豊漁が間違いないくらい好調」と語り、「今年放流する稚魚も、昨年から餌を工夫し元気に育った。4年後の成長が楽しみ」と期待を込めた。
















