内外情勢調査会苫小牧支部(宮本知治支部長)の6月懇談会が11日、市内のホテルで開かれ、元陸上幕僚長の岩田清文氏(67)が「台湾・日本有事に備え、戦争を抑止する」と題して講演した。岩田氏は「台湾有事は日本の有事。台湾の現状維持が日本の国益につながる」と語った。
岩田氏は中国の台湾侵攻の可能性について、「習近平国家主席は在任中の台湾統一を考えている。世界一の海軍力を背景に武力行使も辞さない状況」と分析。「日本は攻撃させない反撃能力、防空力、サイバー・情報戦能力などで抑止し、中国の侵攻意図をくじくべき」と持論を述べた。
パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘については「当面予断を許さない。日本経済への影響を注視する必要がある」と話した。
岩田氏は徳島県出身。第71戦車連隊長、第7師団長、北部方面総監を経て陸上幕僚長(陸将)を務めた。
















