パリ五輪の切符を手にするまであと1セットに迫ってから、3セットを立て続けに落とした。フルセットの末にカナダに敗戦。日本の選手たちは落胆の色を隠せなかった。
終盤の強さが光って2セットを連取。そこから展開が一変した。五輪出場の残り5枠を争うライバルのカナダは流れをつかむと一気に畳み掛けてきた。スパイクを次々と決められ、真鍋監督は「日本のブロックではなかなか止め切れないと反省している」と力負けを認めた。
最終セットは粘り強いレシーブで食い下がり、ジュースに持ち込んだ。だが、最後はサービスエースを決められて14―16で屈した。
エースの古賀は「反省点をチームで整理して、戦えるようにコンディションを整えていきたい」と気持ちを切り替えた。泣いても笑っても残り2試合。世界ランキングが日本と近いセルビア、米国を相手に出場圏内を死守できるか。

















