北海道財務局は、2024年4~6月期の法人企業景気予測調査結果を発表した。道内企業の景況判断BSI(「上昇した」と回答した企業の割合から「下降した」と回答した企業の割合を引いた数値)は1.8となり、前期(24年1~3月期)から15ポイント改善し、3期ぶりにプラス水準に転じた。調査を開始した04年以降、4~6月期としては最高値となった。
製造業は前期から22.4ポイント上昇して2.4となり、2期ぶりにプラス水準に転じた。非製造業も12.8ポイント改善して1.6となり、3期ぶりにプラス水準となった。
製造業の業種別では前期から、食料品、木材・木製品、窯業・土石製品、鉄鋼業、金属製品、情報通信機械器具、輸送用機械器具の7業種で改善。パルプ・紙・紙加工品、生産用機械器具、その他製造業の3業種で悪化。化学工業と電気機械器具の2業種は横ばいだった。
非製造業の業種別では、農林水産業、鉱業・採石業・砂利採取業、建設業、運輸業・郵便業、卸売業、不動産業、リース業、サービス業、金融業・保険業の9業種で改善。電気・ガス・水道業、情報通信業、小売業、その他の物品賃貸業の4業種で悪化した。
企業の規模別では、大企業(資本金10億円以上)が前期から1.7ポイント改善したもののマイナス2.8となり、3期連続でマイナス水準に。中堅企業(同1億円以上10億円未満)は15.7ポイント改善して3.7となり、3期ぶりにプラス水準に転じた。中小企業(同1000万円以上1億円未満)も18.8ポイント改善して2.3となり、2期ぶりにプラス水準となった。
全産業の先行きについては、24年7~9月期は7.1、同10~12月期は2.3とプラス水準で推移する見通しだ。
財務局では、景況判断の決定要因について「上昇」と回答した企業では「『国内需要』に次いで『販売価格』が選択されている」と指摘。一方、「下降」と回答した企業の決定要因は「『国内需要』に次いで『仕入れ価格』が選択されている」と説明。「価格転嫁の有無が景況判断を左右する要因になっている」と分析している。
調査は5月15日を調査時点に、道内企業466社を対象に実施。395社から回答を得た。回答率84.8%。
















