苫小牧の各大会で鳴らす元中野町内会の名人コンビ、宮尾正信（８１）、美紀（７４）夫妻が男女そろってベストグロスに輝いた。町内会対抗で一緒の栄誉に「この大会では初めて２人でベストグロス」とうれしそうに声をそろえた。

　妙技随所で男子ローエストの８５をマークした正信は「つきがあった。運の悪さと良さが同居していたのがきょうのラウンドだった」と振り返る。「二つのホールで失敗もあったけれど、別な二つホールで取り戻せたから」と言う。

　女子の美紀は堂々の９３。朝方の出だしに露を含んだ芝が重かったと感じたそうだが、起伏の多い難コースを果敢に攻めたのは夫と一緒で「ピンに向かって踏ん張っていくとこの成績につながった」（美紀）。技術を発揮し尽くし、夫婦の栄冠をまた積み上げた。

　「元気でいることが何より。健康に気を付けて来年も出場したいですよ」（正信）。パークゴルフをこれからも長く楽しんでいくのが一致した考えだ。